「人手不足」と外国人
「人手不足」と外国人 (26)

「幸せの国」ブータン留学生の「不幸せ」な実態(5)ブータン「汚職問題」との繋がり

執筆者:出井康博 2018年8月28日
今年1月、反汚職委員会の調査が労働人材省に入ったことを報じる地元メディアの記事。写真に写っているのが同省の建物(『The Bhutanese』HPより)

 

「日本に留学すれば、日本語学校に在籍中でも月20~30万円は稼げる。留学費用の借金だって短期間で返済できる」

 そんな甘い言葉で留学希望者を募るやり方は、ブータンに先駆けて日本への「留学ブーム」が巻き起こったベトナムなどアジアの新興国で、ブーム初期に斡旋ブローカーがよく使っていた。

 現地の若者が日本の事情に疎いことにつけ込み、彼らを「留学」という名の出稼ぎに誘い込む。留学生の数を増やし、ビジネス拡大を目論む日本側の日本語学校とタッグを組んでのことである。

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執筆者プロフィール
出井康博 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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