「人手不足」と外国人 (34)

「移民元年」で日本人が直視するべき「労働現場」の真実

執筆者:出井康博 2019年4月18日
エリア: アジア
コンビニで電子マネーの入金をする安倍晋三首相。「24時間営業」の特権享受の裏にある労働現場の実態も直視するべきではないか(C)時事

 

 4月10日に拙著『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)を上梓した。その内容には、自殺者まで出たブータン人留学生をめぐる問題や、『朝日新聞』販売所で横行するベトナム人奨学生の違法就労、全国各地に広がる「留学生で町おこし」の欺瞞など、これまで本連載で取り上げたテーマも多く含まれる。

 連載が長期にわたって続き、こうして新著の出版が実現したのも、フォーサイト読者の方々の支えがあってのことだ。この場を借りて感謝の思いを伝えさせていただきたい。

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執筆者プロフィール
出井康博(いでいやすひろ) 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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