先週末、吉崎達彦さんの「『遊民経済学』への招待(25)高齢者マネーと老後の道楽」をアップロードしました。お年寄りが所有する巨大な家計金融資産を、日本経済としてはうまく使ってもらいたいのですが、それは容易ではありません。仕事人間で遊び下手の高齢者に道楽者になってもらうにはどうしたらよいのでしょうか。
本日の更新記事は、大野ゆり子さんの新連載「ヨーロピアン狂詩曲(ラプソディ)」の第1回「『パリ同時テロ』3カ月:モレンベークで広がった亀裂」です。3カ月前のパリ同時テロで注目されたブリュッセル・モレンベーク地区のその後。一見落ち着きを取り戻したように見えますが、移民をめぐる社会の亀裂は、さらに広がっているようです。
「専門家の部屋」では、「中東」に「サウジ主催の合同軍事演習『北の雷鳴』が示す中東秩序の『新現実』」(池内恵さん)の新エントリ。中東での合同軍事演習と言えば、1980年以来2年ごとに、米国主導でエジプトを拠点にして行われてきた「ブライト・スター作戦」でしたが、いま行われているのはサウジ主導の「北の雷鳴」。新たな中東秩序の模索です。
「池内恵の中東通信」でも、「シリア停戦の違反通報ホットライン窓口はアラビア語をしゃべれない」の新エントリ。米国オバマ政権は、シリア内戦に関してどのくらいやる気があるのか? この「役に立たないホットライン」は、その答えかもしれません。
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