【火】食考学、ムンク、日立、ゴーン、君主号、
   ロンドン「空港事件」、灼熱、書評、
   陸前高田「喫茶主」(上)、中東通信2本

執筆者:フォーサイト編集部 2018年12月25日
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先週金曜午後から以下の8本をアップロードしています。

【ケニア・ナイロビ】「サードウェーブ」で人気急上昇「ケニアコーヒー」の酸味と甘みと格差の味(世界漫遊「食考学」の旅・野嶋剛さん):エチオピアで生まれたコーヒーがアフリカ各国でもつくられはじめたのは、大航海時代以降のこと。現在、「サードウェーブ」に乗って人気上昇中の「ケニアコーヒー」ですが、格別な酸味と甘みの他に、複雑な「格差の味」があるのです。

 

ノルウェー大使が語る「画家ムンク」の知られざる「多面性」(フォーサイト編集部):ノルウェーの人たちにとって、“ムンクは国の宝”だそうです。ノルウェー大使に、故郷を愛し、故郷に今もなお愛されているムンクについて伺いました。

 

暴走の果てに白旗「日立」英原発「3兆円」中西会長の責任(杜耕次さん):これではまるで3兆円をドブに捨てたようなもの。経団連会長でもある中西・日立会長の暴走の責任は限りなく重いです。

 

ゴーン再逮捕!「特捜部」は本命「特別背任」を立証できるか(磯山友幸さん):ゴーン容疑者が再々逮捕されました。容疑は「特別背任」。世界的な著名経営者を逮捕して長期勾留したうえ、世界が納得する罪で立件できなかったら……どうなるのでしょうか。

 

「帝国主義」(「君主号」の世界史・岡本隆司さん):「ローマ」も「帝国」も不滅でした。が、その意味は大きく変質し、いよいよ帝国主義の時代を迎えることになるのです。

 

ロンドン・ガトウィック空港事件で脚光を浴びるイスラエルの「ドローン・ドーム」(中東の部屋・池内恵さん):ドローンによって3日間に渡って空港閉鎖を余儀無くされた事件。新たなテロ手段の可能性に対処できるのは、実はイスラエルのシステムが世界最先端なのです。

 

評伝「藤原あき」の生涯(灼熱・佐野美和さん):父・リードによって大阪の母・菊の元へ追い返された義江。しかし歴史的な大火事に遭遇し、再び父のもとへ。そして初めて父と暮らすことになったのもつかの間、今度は東京での生活を強いられることになる。

 

乙川優三郎『二十五年後の読書』評者:縄田一男(文芸評論家)(Bookworm):円熟期にさしかかった作家と旅行業界紙の記者からエッセイストを経て書評家の“文学に生かされた男女の物語”。「書評」についてのリアルな描写を挟み、2人の関係はどういう結末を迎えるのでしょうか。

 

金曜17時には「トランプ『今日のつぶやき』」も更新しています。:つなぎ予算の失効が迫る中、「トランプVS.ホワイトハウスVS.上院」の綱渡りの駆け引きが続いています。「国境警備」が保証されていない予算案には「署名しない!」とつぶやいた大統領。最後まで押し通すのか。

 

そして今朝の更新記事は、寺島英弥さんの「『陸前高田』で4度目の奇跡『名物ジャズ喫茶主』の夢と希望と笑顔」(上)です。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。そこで再起をはかろうとしている名物「ジャズ喫茶」の主人がいます。彼の奮闘を2回に分けてお届けします!

 

「池内恵の中東通信」も、以下の2本の記事をアップロードしています。ぜひお読みください。

マティス国防長官辞任の決定打はトランプの「同盟国に対する裏切り」:やはりと言うかついにと言うか、国防長官も辞任です。きっかけは、シリア撤退。大統領批判とも取れる辞任表明のコメントから、池内さんは「米国の外交安全保障政策への信頼性の凋落は著しい」と指摘しています。

 

サウジと中国がTwitterで「通常ではない活動」を?:サウジアラビア、中国、Twitter社、そしてアメリカ、サイバーアタック、etc……これらの点を線で結んでいくと、サウジと中国の「ある陰謀」も想像できてしまいます。

 

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