【月】俯瞰の地政学、OPEC、米中貿易戦争、
   『ヒトラーとは何か』(上)、書評、灼熱、
   北岡さん新連載

執筆者:フォーサイト編集部 2019年7月8日
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金曜午後から週末にかけて、以下の6本の記事をアップロードしました。

【ブックハンティング】地球儀を俯瞰する地政学(鈴木一人さん):フォーサイトでの連載をまとめた、北岡伸一さんの著書『世界地図を読み直す』(新潮新書)について、後進の国際政治学者・鈴木一人さんが精緻に読み解きます。

 

「OPECは死んでしまう」というイラン石油相「懸念」の意味(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):なんとか協調減産の期限を9カ月延長することで合意にいたったようですが、イラン石油相のこの意味深な発言が気になります。メディアも報じていない(知らない?)その意味を岩瀬さんはこう読みます――。

 

米中貿易戦争「一時停戦」米国内の「好評」と「酷評」のバランスシート(アメリカの部屋・渡部恒雄さん):とにかくこの人が考えているのは「アメリカ・ファースト」ではなく「トランプ・ファースト」。それでも結果的に高評価も受けていますが、もちろん酷評も。

 

ベストセラー『ヒトラーとは何か』作者が描く「奇蹟」「錯誤」と「ユダヤの血」(上)(ブックハンティング・クラシックス・佐瀬昌盛さん):ヒトラーと同時代人による名著の筆者が解き明かすヒトラーの「真の姿」。決して弁舌巧みだったわけではない男はなぜ権力を掌握し、民衆を熱狂させたのか――。3回に分けてお届けします。

 

レティシア・コロンバニ 齋藤可津子・訳『三つ編み』 評者:鴻巣友季子(翻訳家)(Bookworm):フランス人の作者が選んだアジア、欧州、北米大陸の3つの国と3人の女性。共通するのは、女性や弱者への理不尽な抑圧に対する怒りと抵抗です。3つの物語が普遍的なストーリーに編み上げられていくと……。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(59)(佐野美和さん):戦争の時代に突入した日本ではオペラなどの公演ができず、欧州から南米まででかける義江。3カ月以上も離れ離れのあきは数日おきに手紙で切々と寂しさを訴えるのだった。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。4日の「つぶやき」は軍事パレード一色。「愛国者のグレートな群衆。ワシントン記念塔までいっぱいだ!」と言ったものの、「いや、ぜんぜんいないし」とのツッコミが。またもや参加者の数を水増しするのでしょうか……。

 

そして本日の更新記事は、北岡伸一さんの待望の新連載『新・日本人のフロンティア』第1回『日比関係を強める「ミンダナオ和平」日本の貢献』です。『世界地図を読み直す』(新潮選書)として上梓された北岡伸一さんの連載、再スタートしました! 今回はフィリピン・ミンダナオ和平への日本の貢献がテーマです。

 

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