【火】CIA特別対談、オブライエン、イラン制裁、
   陸前高田、中東通信4本、書評、
   サウジアラムコ、灼熱、独「緑の党」  

執筆者:フォーサイト編集部 2019年9月24日
タグ: CIA

先週金曜日午後から3連休中にかけて、下記の記事をアップロードしています。

CIAで「ガラスの天井」を破った女傑の素顔 【特別対談】『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』著者・山田敏弘×『相棒』脚本家・真野勝成(フォーサイト編集部):『CIAスパイ養成官キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)の刊行を記念して、著者の山田敏弘さんとドラマ「相棒」の脚本家・真野勝成さんの特別対談を無料公開! 彼女の秘密の一端を明かします!

 

トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」(39)オブライエン大統領補佐官(アメリカの部屋・足立正彦さん):解任されたボルトン氏の後任ですが、外交の世界ではほぼ無名。でも大丈夫、大統領はこう言ったとか。「君の仕事は簡単。なぜならすべて私が決めるから」。何のための補佐官なのか。

 

「イラン制裁強化」だけで「戦争なし」というトランプ大統領の本音(ハニ・サブラさん):発想の根源は1つ、「再選」のため。だから票に繋がらない戦争はしたくない。でも、弱腰では批判が強まるので制裁は強化する。ただし、予測不可能の思考だけに、最後にどう出るかは見通せません。

 

ついに復活「陸前高田ジャズ喫茶」不屈のマスター「苦闘8年半」(寺島英弥さん):昨年12月にお伝えした陸前高田のジャズ喫茶マスター奮闘記。このほどようやく、4代目となるお店の再開に漕ぎつけました。8年半に及ぶ苦闘の物語、無料公開中です。

 

浅倉秋成『九度目の十八歳を迎えた君と』評者:杉江松恋(書評家)(Bookworm):9度目になる18歳の年を繰り返し、未だ母校に通う同級生。奇妙なことに周囲はそれを受け入れていますが、主人公は高校3年生だった年について調べ始めます。やがて封印したかった記憶と対峙することに……。

 

「サウジアラムコ」上場のため王族らを「脅す」ムハンマド皇太子の「焦り」(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):そもそも実現が危ぶまれている「サウジアラムコ」のIPOですが、是が非でもやりたいMBSは、自分がかつて追い払った王族たちに、今度は無理やり株を買わせようとしています。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(70)(佐野美和さん):オペラ公演も軌道に乗りつつあり、活気を取り戻した「藤原歌劇研究所」だが、義江と関係のできた女性たちは、徐々にあきの存在を軽く見るようになっていき……。

 

金曜17時には『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、支援と引き換えにバイデン氏とその息子の調査を求めたというトランプ大統領。波紋が広がっています。

 

また「池内恵の中東通信」に、下記4本の更新があります。

イスラエルやり直し総選挙でネタニヤフはなぜ敗れたか:巻き返しを狙って挑んだ今回のやり直し総選挙で結果的に敗北したネタニヤフ首相。最大の敗因は、10年に及んだ「二枚舌・三枚舌」の政権運営が愛想を尽かされた、と池内さんは指摘します。

 

イスラエル選挙後の中東情勢への影響見通し:連立の行方次第でもありますが、これでイスラエルが果たしてきた中東の安保・外交での主導的地位は大きく低下するでしょう。米国内の反イラン勢力の動向にも注目です。

 

イスラエル連立交渉の選択肢:組閣に繋がる連立交渉はまだこれからですが、池内さんは5つの選択肢しかないと見ます。ただし、いずれも決め手に欠いており、混乱は少なくともまだ1~2カ月は続きそう。

 

サウジ石油施設への攻撃はGCC諸国の脆弱性を露呈:保有している武器兵器の性能、価格などでは圧倒的にイランよりサウジなどが上。しかし今回、安価で簡易な攻撃も効果的に成功すること、何より守る側の脆弱性が見事に証明されてしまったのです。

 

そして今朝の更新記事は、熊谷徹さん(ヨーロッパの部屋)の「東『右翼』西『緑の党』が躍進ドイツで進む『大地殻変動』」です。日本では、ドイツの右翼政党が躍進したことばかりが伝えられていますが、旧東ドイツと西ドイツで支持政党に大きな差がありました。実は最も目覚ましい躍進ぶりを見せつけているのは「緑の党」です。

 

カテゴリ:
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top