【火】規制改革、リブラ規制、相馬被害、
   書評、阿川さん、サウジアラムコ、
   灼熱、北岡さん、「中東通信」3本

執筆者:フォーサイト編集部 2019年11月5日
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先週金曜から3連休にかけて、以下の7本の記事をアップロードしました。

安倍首相はなぜ「規制改革」をやめたのか(磯山友幸さん):安倍首相が「成長戦略の一丁目一番地」だとしてきた「規制改革」。しかし今、安倍首相からどうも本気度が感じられません。とりわけ「人選」に、それが如実に現れているようです。

 

リブラ「規制」なら中国「デジタル人民元」が世界通貨になる(新・マネーの魔術史:未来篇・野口悠紀雄さん):世界の中央銀行を駆逐してしまうのでは、と恐れられたリブラ。案の定、G20が発行規制で一致し、Facebookも発行を延期しました。が、その背後でヒタヒタとあの国の足音が聞こえてきます。

 

相馬「ビートルズ珈琲店」台風豪雨の苦闘奮闘感涙記(寺島英弥さん):珈琲と音楽で、ビートルズで街と人々に癒しと元気をーー。2度の台風と激甚豪雨に見舞われながら、それでも力を合わせて珈琲店と音楽祭の復活に取り組む相馬の人々の物語、ぜひご一読を。読みながらきっと、あの曲が聴こえてくるでしょう。

 

ピョン・ヘヨン 姜 信子・訳『モンスーン』 評者:豊崎由美(書評家)(Bookworm):ピョン・ヘヨンの9つの短篇集『モンスーン』。この作品集で作者が描き出すのは、繰り返される日常の出口が見つけられない絶望から派生した何か。読めば、自分の中の闇をのぞきこむことになりますが、だからこそ目が離せなくなるそうです。

 

おかゆちゃん(やっぱり残るは食欲・阿川佐和子さん):ドラマ『セミオトコ』に出演した阿川さん。主人公が「おかゆちゃん」とあだ名されることに端を発し、出演者、スタッフのために80人分の中華粥を作る羽目に…。さて、どうなったのでしょうか。

 

英『エコノミスト』が指摘する「サウジアラムコ」IPO「問題点」のすべて(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):「砂漠のダボス会議」は西側メディアがボイコットのため詳細が報じられませんが、それでも世界が注目しているのはサウジの例のIPO。やるのかできるのかどうなるのか何が問題点か、英経済紙が詳細に分析しています。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(76)(佐野美和さん):歌劇団公演で渡米中、数々のトラブルや資金繰りに悩む義江を横目についに離婚を決意したあき。そして離婚の原因にもなった砂原美智江もまた、煮え切らない義江に愛想を尽かし、密かに別れを決意していた。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。突然、定住地をニューヨークからフロリダへ移すと宣言したトランプ大統領。税金対策? それとも選挙対策?

 

そして本日の更新記事はこちらです。

大虐殺を乗り越えたルワンダの「奇跡」(新・日本人のフロンティア・北岡伸一さん):かつて凄惨な大虐殺が行われた、アフリカのルワンダ。部族対立を乗り越え、傷を癒しながらのこの国の発展に、日本は大きく寄与しているのです。

 

『池内恵の中東通信』も、以下の3本の記事をアップしています。

ロシア弾丸出張中のつぶやき:中東の専門家である池内さんがロシアに招聘ーーかつてはなかったけれど、最近は増えているとか。そんなあたりからも中東をめぐる世界情勢の変化が読み取れます。

 

「国際政治ch」もよろしく:国際政治情勢の専門家らがフランクに意見をぶつけ合う、それこそ居酒屋談義のようにーー。意外とそんな場から知性と発見にあふれた議論が生まれたりするのです。

 

シリアをめぐる大国間の新たな勢力均衡:0月は中東、わけてもトルコ、シリア情勢を巡って大きな、そして急激な動きが続きました。「ロシア、イラン、トルコ、米国」それぞれの思惑や関係性を見極めておく必要があります。

 

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